NHKの「テレビ絵本」で見て私がすっかり気に入って、すぐ買った本です。
春に引っ越してきてから、初めて、久しぶりに寝る前に娘が選んできました。
「あーあ、引っ越してきたんだ。ダンボール、あるね。早く会えるといいね。お友達に、なりたいもんね」
以前同じマンションにお友達がいたから、今度も同じようにいるかな、と、引越し当初、日々気にしていた娘。
あの時読めば、良かったかも!!!
生活のずれで、なかなか会えないのは、娘も同じ幼稚園の子が実はマンションにいたのにしばらく気づかなかったのと、同じ。
もともとは、「待ちます。待ちます。待ちます。」というページがすごく好きでした。
やっと会えたときの、二人の感激を表すページも。
昼と夜というすれ違いが、大人のすれ違いにも色々あてあまるな、とか、ようやく会えたときの喜びは、待ったからこそ、大きいとか、深いところにも届いていた絵本ですが、実は、ややこしいこと抜きに単純に引越しのときこそ、子どもには案外ピッタリなのかもしれないな、と思いました。
でもなんといっても絵のタッチが、さすが高畠さん、絶妙です。