個性的な6人の男たちが、それぞれの得意技を使って王様から財産を巻き上げ楽しく暮らす。
へんてこりんなストーリーで、話だけではあまりグリムらしい含みを感じないのですが、スズキコージさんの絵がはじけていて、理屈抜きに楽しんでしまいました。
力持ちの男、2マイル先の枝のハエまで見える目のいい男まではついていけましたが、鼻息で風車の羽を回す男、走るのが速すぎて普段は足を一本外している男、帽子をまともに被ると周りを凍らせてしまう男、登場人物のとんでもないキャラクターがスズキさんの絵のモチーフにはぴったりかもしれません。
お姫様のランニングフォームとスタイルにもスゴサを感じました。
グリム童話としては異質かもしれません。