子どもたちの想像する世界が、ミロコマチコさんの大胆な絵で表現されています。
ああ、そうだったな。
子どもの頃って毎日 こうやって想像の世界で遊んでいて、
そこはとても自由で広くて、誰にも邪魔されない自分だけの場所だったな・・・
なんて、思い出しました。
この絵本では、“ふとん”が色々な場所やものに変化します。
海に、猫に、パンに、それから・・・。
想像の世界だと分かって読んでいても、
時にドキドキ、ハラハラ。
ぞうさんが「鼻が(布団からはみ出すと)寒い」と言った時には
ちょっと険しい顔をしていたので、ドキッとしてしまいました。
ミロコマチコさんならではの不思議な世界が、
ぎゅっと詰まった一冊です。