日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
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シャクルトンの南極探検の話をまとめ読みした後なので、とてもホッとできる絵本でした。 あの頃の大冒険からすると、安心して行ける場所になったのですね。 著者の体験を基に、少女を主人公にした南極旅行ですが、南極の自然や、航海中の記録が生き生きと描かれています。 独特な視点で写された記録写真も良いですが、お話を基に子どもたちが描いた絵が一緒になっているところも夢があって素晴らしいと思いました。
投稿日:2017/02/19
このスケールのでっかい絵本はなんだ!? ページの大きな挿絵は、南極へのあこがれで描いた 世界中の子ども画伯の作品だ。 ページのそこここに描きとめられた挿絵は 実際に南極航路で体験・見聞した記録だ。 乗り込んだ船の大きな見取り図、スナップ写真いっぱい、 乗組員一人ひとりの名前、みんなの衣装そのままに 楽しく手をつないだイラスト。 日々刻々と変わっていく氷山の写真、大空のオーロラのこと、 ペンギンやクジラの話はもちろん、 昔むかしここに挑んだ勇敢な探検家たちのこと…。 一冊の絵本に入りきらないほどの南極日記。 百聞でも、一見でも、体験でもおさまらないぞ。 著書アリソン氏の発想に驚く、 30日の船旅を終えて、何もなかったように 家へと帰っていく父と子なんだから。 とっても爽やかなおどろきだよ。 感謝、感謝。
投稿日:2016/02/27
ソフィースコットは9歳の女の子。パパが南極大陸へ行く船の船長さんで、特別に一緒に南極へ出かけます。この絵本は30日にもおよぶその旅行日記です。 船の中の様子から、たどり着くまでの冒険まで、たくさんの情報が1冊の中にぎっしりと詰まっていました。 オシャレなイラストと共に、子どもたちが描いた南極の絵や写真が交ざっているのですが、それがうまくマッチしていて広がりのある内容になっています。じっくり読み応えのある絵本でした。
投稿日:2014/10/16
とっても素敵で壮大な『南極旅行』の物語でした。 主人公はソフィー・スコット。 歳は描いてないけど、たぶん11,12歳くらいの女の子です。 南極大陸へ行く船の船長さんの娘で、特別に一緒に南極へ連れて行ってもらった時のおはなし。という設定でした。 実際、南極を訪れたのは作者のアリソン・レスターで、後書きを読むとなんと6か月も行っていたそうです。 こういう極寒の地に半年も生活するのは、専門家でも結構大変なんじゃないかなと、思います。 作者本人が行ってきたからこその、 天候の時の海や船の状況がどうなるとか、海が荒れるとみんなの食欲が落ちるとか、 現地へ行ったからならではからならではの、ちょっとしたリアルに見てきた出来事が、 物語の要所要所に練りこまれていたので、 読んでる方は「生の情報」が伝わってきて面白味が増しました。 写真や絵がいっぱいなので、魅入っているとたいして長くない作品だと思えましたが、改めて読み直してみると、旅行日誌なので意外と文章が長かったです。 ブック・トークで紹介ならできそうですが、読み聞かせをするにはちょっと長すぎますね〜。 でも、とってもわかりやすく楽しくまとめられている『南極旅行』なので、ぜひ、たくさんの子どもたちに読んでもらいたいです。 一人読みで、書いてあることが楽しく理解できるのは、小学校の高学年くらいからでしょうか。 とにかくいい作品です。 思わず、「小峰書店ってやるな」と、思ってしまいました。
投稿日:2013/11/02
9歳のソフィーが、南極へ行く船の船長のパパと1ヶ月かけて旅行し、南極基地の1つに1週間滞在する話。 正直言って読み聞かせしてしまうと親の労力がとても必要な感じの、文章の多い絵本でした。 ただ、南極で見られる動物はペンギン、アザラシ、シャチ、くじらなど説明し、北極のクマである白熊はいない、など知識も教えてくれるのは良かった。あとは、することもなく船で揺られて移動するが氷山に当たると動くまで1日くらい時間がかかったりして予定がたたないとか、いろいろな情報もあり、外に出るのに5枚くらい服を重ね着していたり、オーロラを見られたり、、、、南極圏を思い切り楽しめる絵本になっています。 読み終わって、娘も「南極行きたい」と言い出しました、、、家族で行ったらいくらかかるか、私はひやひやしています。
投稿日:2013/09/20
私は小松左京さんの原作である復活の日という映画を何度も観ています。南極が見事に描かれているからです。それだけにこの本はひじょうに興味がありました。これはとてもわかりやすく、南極の魅力を伝えてくれます。この本はソフィースコットさんの旅行日記ですが、南極がひじょうに身近に感じられました。こんなに南極をやさしく教えてくれる本に出会ったことがありません。素晴らしい本だと思います。
投稿日:2022/08/09
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