ヘンテコリンという言葉も久々に聞きました。
ヘンテコは変梃と書き、梃は鉄梃(かなてこ)つまりバールのようなもの。
実際鉄梃おやじと言って、頑固おやじを指すそうです。
このヘンテコリンおじさんもある意味頑固一徹なのかもしれませんね。
大昔、恐竜やマンモスや人間のいた時代に、主人公のヘンテコリンおじさんは生きていました。
周囲の人からは、ヘンテコリンと呼ばれていたおじさんですが、・・・・・・。
ゆめはかなう・あきらめない・はやいとおそい・しあわせだなぁ等々、お話が9つ載っています。
長くても3見開き程度の短いものですが、人として良く生きるってこういう事なのかな?って、哲学的に考えさせられます。
お子さんが読むには、とっても優しい人生哲学の入門編のような、気付かぬうちに生き方を笑いながら学んでしまう素敵な絵本になっています。
私は、あきらめない″としあわせだなぁ″が好きです。
ラストのお話は、ヘンテコリンおじさんって、“はじめサンタさん”なの?っていう???を残してくれて、読後の親子の会話も弾みそうですね。