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スーザンはね……」 みんなの声

スーザンはね…… 作:ジーン・ウィリス
絵:トニー・ロス
訳:もりかわみわ
出版社:評論社 評論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2002年
ISBN:9784566007550
評価スコア 4.33
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みんなの声 総数 2
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  • スーザン、がんばれー

    お茶目で元気一杯のスーザンの日常が描かれています…。
    でも、最後に種明かしのように車椅子に乗ったスーザンが登場します。
    スーザンは障害者だったのです。
    この絵が最後に有ることにとても大きな意味があると思います。
    最初に来ていたらどうでしょう。
    日頃町で見かける知らない人の車椅子。
    その時に感じるのは同情でしょうか?
    憐れみでしょうか?
    障害者を見ると無意識に、不自由な事だけがイメージされてしまいます。
    この絵本のスーザンを、彼女の願望だと勘違いしてはいけません。
    スーザンは障害者ではあるけれど、これだけ元気一杯の普通の女の子なのです。
    でも、もできないこともある。
    そのように受け取らないと、作者の気持ちは伝わりません。
    同じ人間として、同じ仲間として、まるごと受け止めること。
    ノーマライズして受け入れること、さりもげなくそんな事を伝えてくれたように思いました。

    投稿日:2014/09/09

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  • えっ?! と驚く

    • ひとときさん
    • 30代
    • その他の方
    • 千葉県
    • 女の子10歳、女の子3歳

    障害絵本です。
    でも、最後の最後までそんなことわかりません。
    スーザンが普段は車椅子に乗って生活しているなんて。

    表紙は、スーザンがシーソーにのっています。
    笑ったり、歌ったり、泳ぐことも出来るし、馬にも乗る。
    いたずらもするし、勉強が間違って泣くこともある。
    夜に寂しくなれば、抱っこしてもらってお話をきく。
    普段の子どもと変わらない生活です。

    スーザンの普段の生活をつづった絵本なんだな・・・
    と思っていたら、最後のページで車椅子に乗っている姿が。
    そう思ってページを戻ると、確かに足に力がない。
    でも、まったく気づきません。

    「スーザンはね、どんなときも ずっとスーザン!
    「あなたもね、いつだって ずっとあなた!」
    そのままの、でもとっても深い文です。

    考える絵本ではありません。
    でも、きっと何か感じさせてくれる、そんな絵本です。

    投稿日:2006/03/14

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