初めて読んだときには、それまでキャラクターとして動いていたもの(顔と手足のあるお弁当のおかずたち)が最終的に食べられる側になる、という展開に違和感がありました。しかし、シンプルな線で描かれた親しみやすいイラストと、良い意味で単純なストーリーが、子供には理解しやすいと思います。
食事の前に「いただきます」と手を合わせることを最近覚えた娘が、最後の場面の「いただきます」で手を合わせるようになりました。さらに、私が食べるまねをすると一緒にまねをするように。絵本で成長を感じられて、嬉しい思い出の一冊になりました。