ちょっとだけ雪がふった日があったので、3年生のクラスで読んでみました。絵本のなかの男の子は雪が降り始めたことに、心底喜んでいます。読んでいた子どもたちは、きっとこの男の子に共感できたことでしょう。雪が降っても、うきうきしなくなった大人になった自分は、そんな子どもたちがうらやましいかぎりです。
ゆきはただはいいろのそらからまいおりるだけ というフレーズが好きです。
何に言われるわけでもなく、ただただふってくる。そして、あっというまに私たちの住む景色を変えていく。そのまっすぐで力強い姿に、感動すらおぼえます。
子どものように、無邪気に雪を楽しむ。今度、雪が降ったら、そんなひとときがあってもいいなあと、この絵本を読んで思いました。