「かさじぞう」 みんなの声

　実は、日本の昔話系の絵本は苦手だった私。

　今にないもの（カサ、みの、うす、囲炉裏など）が登場することが多いので、子供には理解できないんじゃ・・・とかんじていたのです。

　が、読んでみれば、意外とすんなり絵本の世界に入って行く娘。

　この絵本は、絵柄も昔話のイメージを大切にしてか、白黒で、はっきり言えば、今風のかわいらしいものはありません。
　が、それが逆に、冬の寒さ、おじいさんの貧しさなどを業現しているようで、とてもよかったと思います。
　
　思いやりの大切さを、とても解りやすい話にしてくれている『かさじぞう』。
　今のところ、娘のお気に入りの絵本ではありませんが、月に１〜２度、本棚から出してきて、『今日の絵本はコレにする』と、もって来る絵本ではあります。

　娘的には、『かさじぞう』ブームはこないけど、でも、時々読む・・・という、息の長い絵本になっています。

昔話は味のある絵がぴったりだなぁと思いました
今までは可愛い絵でコンパクトサイズの昔話シリーズを�@〜順番に旦那が買っていたのですが
何だか内容が少し優しくされているようで
子供向けにいいとは思うけど
私は味のあるこういう絵の方が何だかしっくりきました
昔言葉も入っていて
最後の締めの言葉｢どんとほらい｣
どういう意味がよく分からないけど
分からないなりにもいい感じ
それにやっぱり始まりは｢むかぁし・・・｣で始まるのがいいですね

子供に読んでみてあらためてこのお話のやさしさを感じました。
悪いことをしたからばちがあたった的な昔話とは違い、いい行いが報われたこのお話は、悪者も出てこない平和的なおはなしで気持ちもいいものです。
読後感があまり良くない昔話が多い中、これはスッキリと話も分かりやすいので、子供も理解しやすいようでした。

雪をかぶったおじぞうさんにかさをつけてあげたおじいさんは優しいと思いますが、その話を聞いて快く「いいことをしたね。」とおじいさんに共感したおばあさんも素晴らしいです。
こんな優しさにあふれる老夫婦になりたいものです。

やっぱり大晦日といえばこのおはなしでしょう。お地蔵様を見かけることがあまりないので娘にはむずかしかったかもそれませんが一度は読んであげたかった昔ばなしです。よい行いをしたら報われるというお話ですが読んでいて気持ちがいいですよね。悪いおとなりのおじいさんとかおばあさんとかも出てこないところもいいですよ。

誰でも知っている話だから、子供にもちゃんと伝えたい！
赤羽さんの絵は、渋いですが、日本の昔の寒くて、貧しい年越しの様子が、しっかり伝わってきます。
子供にとって、初めて聞く昔話は、絵そのものが、そのお話を作り上げてしまいますよね。
だからこそ、この瀬田さんと赤羽さんのコンビを選びました。

とても有名なお話だし、１度は読ませたいと思っていました。
語り口調や絵がとても素敵。
冬の寒さや厳しさ、お爺さんお婆さんの慎ましい暮らしが的確に
表現されていて子供にもその場面にすっと入り込めるのではと思います。
そしてお爺さんやお婆さんのやさしさや、温かさを感じとってくれたのではと
思っています。
物語、昔話調の物を徐々に読み始めている娘もじっくりと聞き入っていました。

　私も小さい時に、この絵本をよく読んでいました。雪深い山で貧しい生活をするおじいさんとおばあさん、しかし、貧しくとも信心深い二人に、あみがさをくれたじぞうさんは二人におくりものをくださるのです。

　寒い冬の日の出来事が、なんとも心まで温かくしてくれる絵本で、いろんなかさじぞうのお話が出ていますが、赤羽さんの絵がなんとも言えず、私はこれが一番だと思います。

息子にも一度読んであげたくて、しかも温かみのある赤羽さんの絵のものを選びました。言わずと知れたお話ですが、やはりおじいさんのやさしい心とそれを見守るおばあさん、そして雪の中をやってくるお地蔵さんの場面では心が温かくなります。息子にもこんな心を持ってくれたらと願いながら読みました。

雪に埋もれたお地蔵さまを見て、
売り物の笠を付けてあげた貧しいおじいさん。
そして、正月の朝起こった不思議な出来事。
有名な昔話だけに、しっかりとした再話や絵であってほしいもの。
そういう意味で文・画ともに安心できる方で、重厚な作品となっていて、
安心して子ども達に手渡せると思います。
地味ですが、民話の持つ雰囲気が出ていて、
自然にその世界が浮かび上がってくるように感じました。

昔話の定番絵本なので，年末に読んでみました。
語り口が4歳児にはちょっとむずかしいところもありましたがなんとか大筋では理解できたようです。
が，少し早かったような気もします。
でも　かといってわかりやすい文章で架かれた漫画っぽい絵のかさ地蔵はよませたくなかった。
絵も文もこれでなければ，と思うような素敵なかさじぞう決定本です。

5歳の年末に再チャレンジしようとおもっています。