はたらくくるま一辺倒だった下の子が
珍しく借りてきた動物ものの1冊。
「ぶたのしあわせ」、タイトルのシンプルさがまずよい。
表紙のぶたさんの幸せそうな寝顔!
ふかふかのベッドでおしゃれな寝巻を着て。
と思ったら、おはなしのはじまりは憂鬱そうなぶたさん。
普通の豚たちの幸せには目もくれず。
宝物をお金にかえるときの、
銀行のおじさんの豹変ぶりがリアル。
念願のお金で夢を次々にかなえていくぶたさん夫婦。
しかししかし・・
本当の幸せに気付いたぶたさんたちに親は少しほっ。
上の娘にはいろんなメッセージが届いた様子。
下の子もかなり楽しんでいましたが
大好きな車が池におとされるシーンは納得いかなかったのか
「どうして・・・・・!!??」叫んでいました!
ストーリーもシンプル。
でも、物質社会の私たちへの警告もあり
よみごたえのある味わいある1冊でした。