「カルちゃんエルくんあついあつい」 ３歳のお子さんに読んだ みんなの声

暑い夏の畑を涼しいところを探して、跳び回るかえるのカルちゃんとエルくん。
ちょうど、我が家の畑でも、本に出てきたトマトにかぼちゃ、きゅうり、とうもろこし、里芋を育てていて、夏の日差しを浴びて暑い暑い畑の様子がよく伝わってきました。
ちいさなカエルたちも、よく庭や畑で見かけるので、カルちゃんエルくんみたいに跳び回っているのかなと思い、とても可愛らしく思えました。
里芋の葉っぱの雨粒が涼しげで、とてもリアルに描かれていました。

ここはトマトの畑。カルちゃんエルくん、あついあつい。トマトもあついあつい。もっと涼しい所を探して、カボチャの畑やキュウリの畑へと、ピョンピョン跳ねて行ってみましたが、そのうち雷が鳴って、雨が降ってきて…。自然界ではカエルたちはこんな風に思いながら、過ごしているのかな〜と想像しながら読みました。カエルたちは様々なお野菜の畑に行きますが、野菜たちが咲かせる花やお野菜が大きく描かれており、迫力のある絵本です。

3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。夏の暑さをしのごうとあちこちの畑に行きますが、どこにいっても暑い。やっぱりこの暑さを和らげてくれたのは夕立の雨。そんなある夏の日の詩のような絵本でした。でも、この時期どこにいっても暑いし、日陰が多少涼めるかなって感じです。たしかに夕立で多少涼めますが、実は雨上がりのむあーっという蒸し蒸しはもっと暑く感じることも。だから、夏はどこにいっても、なにがあっても暑いんだよ・・・と。息子もそこは理解しているのか、暑い毎日と戦っています。

「エルくん、ぴょこん　ぴょこん　　

　カルちゃん　ぴょーん」

　繰り返しがとても気にいった孫です。

言葉の繰り返しもいいけれど、カルちゃんとエルくんが飛ぶ絵も可愛い

です。畑の夏野菜たちが本物そっくりにリアルに描かれているので食べ

たくなります。さといもの葉っぱの水滴まで本物みたいで、いわむら

かずおさんの絵が大好きです。