鬼が怖いけれど気になる息子に。
お地蔵さんがしょうと(ほおじろ)にたまごの守りを
頼まれますが、鬼にまんまと騙されてしまいます。
後半はさるかに合戦のような展開になっています。
昔話特有の語り口、似た場面の繰り返しと
テンポ良く物語が進みます。
暗めの色調の絵もお話しにピッタリで、
あっというまに物語の世界に吸い込まれます。
初めて読み終えた後、まず息子は
「え?!青鬼と黒鬼はいいの?どこいったの?!」
私も同じことを思ったので、その後どうなったのか
想像させるために余韻を残し敢えて描かなかったのかしら?と
思っていました。
しかし、他の方のレビューにある「赤鬼、青鬼、黒鬼は同じ」
を見て本を読み返すと…!!きちんと描かれています!
文ではなく、絵がきちんと語ってくれているということ。
お話しの方に意識が行ってしまい、肝心の絵をしっかり
みていなかったことに反省しました。
さて、その真実にいつ息子が気付くかしら…。