とても評判が良いし人気の本なのだけど、
3歳の息子はどうにも好みませんでした。
私としては、母とよるくまのやりとりが何とも切なく、胸に迫るものがありましたし、絵も素敵なんですが、
子どもが好まないことには仕方ありません。
子どもが好まなかった理由を考えてみました。
よるくまは2〜3歳の年齢の子どものように思えます。
2〜3歳の年齢の子どもが夜目を覚ましたときに、
お母さんがいないのは、さみしすぎるし辛すぎることだと思います。
息子はまだ楽しい本しか読んだことがありません。
悲しいけれど考えさせられる本、とか、
悲しいこともあるけど、ハッピーエンドとか、
そういうのは、3〜4歳にはまだ早いのかなと思いました。
そういった本の良さを理解できるのは、
小学生になってからのような気がします。
しかし。
夜お母さんが仕事に出た理由は、
よるくまのために自転車を買ってあげたかったからですが、
自分のこととして考えると、
貧困で食べるものにも困るようなら、
子どもをおいて夜仕事にでるかもしれませんが、
自転車のためなんかで、
夜子どもをおいて仕事に行ったりはしません。
夜、一人で寝なければいけない小さな子どもの不安や恐怖は相当なものだと思います。
トラウマになりかねません。
このあたりはちょっと共感できかねました。