この本はアナグマさんシリーズの第二弾です。
ストーリーは、アナグマさんがもちよりパーティーを計画しますが、お友達のモグラさんは何にも持っていくものがない、と言います。そこでアナグマさんは「きみがきてくれればいいよ」というのですが、会場に着くと何も持っていないモグラさんは、みんなからつまはじきに。そんなとき「いつもの君をおもいだして」と声をかけるアナグマさん。そう、モグラさんはみんなを喜ばせるのが上手だったのです。
パーティー会場ではじめつまはじきされてしまうモグラさんが、かわいそうでならない母なのですが、子供たちは「わーー、カタツムリさんの持ち寄りは小さい彼女だって」とか、くったくがなく、「だって、アナグマさんがいいっていったからいいじゃん!」などと感想を述べてました。
アナグマさんが、決していじわるではなく、モグラさんの個性を十分引き出してくれたところがとてもよかったと思います。