兄弟姉妹は、年齢の離れ具合や人数もあるでしょうが、とにかく上の子には、つらい場面が多そうです。
初めて理不尽と言う言葉を身をもって感じるのが、“きょうだいとのこと”ではないでしょうか。
高校時代、朝から「弟を抹殺したい!」と物騒なことを言っていたクラスメートの事情を聞き、「お姉ちゃんは辛いかもしれないけれど、でも上の子は、下の子よりご両親と長い時間を過ごせるっていう、良いこともあるじゃない。」となぐさめにならない言葉をかけた記憶が蘇ります。
ゆういち君の弟たかし君への気持ちが変わっていく場面に涙でした。
行方不明事件をきっかけに、あれやこれやと腹を立てていたけれど、
弟は「どうしようもなく なにも しらないやつだ」と気づき、自分の怒りに折り合いをつけていきます。
この気づきが成長でしょうね。
最後の作文に、きょうだいっていいな〜って、思います。
当時息子は、「おとうとが欲しいな〜」って、ひと言。
お兄ちゃん、お姉ちゃんとだけ時間を持って読んであげるのも良いかもしれませんね。