織物をして働いてばかりの織姫のために、褒美にまじめな牛飼いと結婚させてあげた父親の天帝。しかし、結婚したら外見を整えることばかりに気をとられ、お互い仕事を放り出してしまうので、天帝の服もみすぼらしくなります。注意しても言うことを聞かない二人に怒った天帝は別れさせますが、二人があまりに気力をなくしたから年1度だけ会わせることにしたらうまく仕事をするようになったという話。
七夕の話はなんとなく知っていたものの、詳しいことは忘れてしまっていたのを思い出しました。でも、結婚して恋愛したら、少々他が適当になっても仕方ないような気がします。天帝は優しく少しくらい見守ればいいのに、、、。そして別れさせてしまうのもちょっとやりすぎな感じもあります。年1回会うために必死で働く二人がちょっと哀れ。
あけてすぐのあたりに、織姫と彦星の星座が描いてあったり、ラストにもともとは葉に願いを書いていたとか、もともとは織姫にちなんで芸事や裁縫の上達の願いを書いていたなどの豆知識も表記されているので、子供の知育上は役立つと思います。