ページを開くとすぐに東京・目黒川の桜を思いました。去年、今年とお花見に行くことは自粛していたのでまたいつの日かこんな景色を気兼ねなく見られる日が来るといいな…と少しせつなく感じてしまいました。
6歳の娘と一緒に読みながら「すたすた カツカツ ちょこちょこ タタタッ…」はこの人だねとか、女の子はどこの小学校かな?とか、桜の木につぼみが出てきたね、とか、桜が満開になった時には「きれいだね〜!」と、娘と桜の経過を見守り、満開の木の下でお花見をしているような気持ちになりました。
雨風が強くなり桜が散っていく様子には、「やだよーちらないで」と悲しそうな娘でしたが、また新たな新緑の葉っぱを見せてくれた時は、「またきっと花がさくね」と嬉しそうでした。
臨場感あふれる、今こんな時期だからこそ読みたい一冊となりました。