「ひみつのひきだしあけた？」 ６歳のお子さんに読んだ みんなの声

　大好きなあまんきみこさんと、やまわきゆりこさんの作品、ということで、迷わず購入した１冊ですが、娘の最初の反応は？・・・・「よくわからなかったけど、好き！」でした。
　そう、とっても不思議なお話なんです。「ひみつのひきだし」が、伸びること、伸びること。子どもの頃に、三面鏡の「おくのおく」の世界が、不思議でたまらず、ずーっと向こうまで続いているように思えて、毎日飽きることなく覗き込んでいたのを覚えていますが、ちょうどそんな感覚です。引き出しの中にも、「おくのおく」の世界があるんですね。あまんきみこさんの「日常の中の小さなファンタジー」・・・とってもすてきな空間が広がっています。

ながーーーく続く　何か
そういうのを扱った絵本って子どもが好きですね。
この絵本も「この引き出し　どこまでいっちゃうの？？」みたいな感じで
娘はすっかり惹きこまれていましたよ（＾m＾）
とうとう引き出しが家の外まで行った時
娘はビックリ眼でした。
チイばあちゃんと子ども達が引き出しを通じて
お友達になるという展開にほっこりとしてしまいます。

子供達の大好きな山脇百合子さんが描く、絵本。
彼女にかかればおばあちゃんも　とってもかわいい。

おばあちゃんは素敵な色の毛糸だまを見つけてひらめきます。
この毛糸でベレー帽編んだらきっと素敵！

さてさて、かぎ針はどこへしまったかしら・・・

かぎ針を探しているうちに、ちぃばあちゃんとねこのとらたはふしぎふしぎな空間へ。

このふしぎさは　あまんきみこさんならでは。

こわくない、日常のちょっと隣にある　ふしぎな出来事。

くすぐったいような子供達の笑顔いっぱいのハッピーエンドと重なってすごく素敵なお話でした。

表紙がきれいな水色で、今の時期にぴったり？なんて思ったのですが
毛糸で編物・・・　秋〜冬に読みたい絵本です。