『あざやかな きぎの みどりや、いろとりどりの はなに かこまれていても、メイの こころは はいいろだった。かがやいて いた はずの みどりの もりに、ガブが いないのだ。』
あらしのよるにシリーズ最終巻、せつない思いがひしひしと伝わってきます。
長男にあらしのよるに、を読み聞かせたところ、大変気に入ったので、
続きを借りたところ、自分で夢中でよんでいました。
ラスト三冊は長いお話にもかかわらず、一気に読んでいました。
そして読み終わった後も、時々パラパラと本をめくっています。
イラストも大好きです。
シリーズのガブとメイのやりとりは、ああわかる、わかると共感をよびます。そして、このまんげつのよるに、はまさにあらしもふぶきも去った後、静かな時間が流れ、そしていっきに長い物語のラストへ!
こどもに相手を信じることは大変だけど、友情の素晴らしさを感じてもらいたくて借りましたが、わたしもひきこまれました。
おとなになっても一年生のときに読んだこの本を覚えていてくれるとうれしいな、また読んでもらいたいな、と思います。
ちなみに、うちは全シリーズそろってから読んだので、ふぶきのあしたで一度完結していたことを読み終わってから知りました。
ふぶきで終わっていたら、もっと泣いていたかも、そしてそれはそれで色々考えさせられたかもしれないので、もっと早く知っていたら、まんげつのよるに、は後から読んだかもしれないです。
でも、がまんできずに、すぐ読んでしまったかな〜?