表紙は普通の子犬です。ちょっとシャイな感じ。
だから友達ができないのか?と思ったら、中身をあけたら意外な展開でした。
だって、この子犬になぜ友達が出来ないって、でっかすぎてみんなが見つけられないから、なんです。
それじゃーいったい母犬はどんな大きさなんだ?というのはさておき...
全体的に不思議な雰囲気をもつ絵本です。
犬の表情、女の子の表情がなんとも独創的だわ、と思う。目がすごい。
そして目で訴えるのとともに、メッセージは明確です。
「きみがもしひとりぼっちで寂しくてもきっとどこかで誰かが君と出会うのを待っているよ。大事なのは探す気持ち!」
この言葉はなかなか心に響きます。
でっかい犬はでっかすぎて友達が見つかりませんでした。
でも女の子に見つけてもらってめでたし、めでたし、とただそれだけではないのです。
「大丈夫、今のままの君でいればいいんだよ。」ってことですね。
小さい子むきかと思って単純に図書館で借りてきた本ですが、これはちょっと大きい子?思春期?大人?幅広い層の人にむけた絵本かな、と思います。