イヤだイヤだ ばかり言っている、マイペースでちょっとわがままなアンちゃん。
最初は、おいおいアンちゃん大丈夫?と思いました。
だけどアンちゃん。突然現れたかみさまをすぐに受け入れて
かみさまの言うことは素直に聞くんです。
そして、かみさまとの出会いによって、最後はグンと成長します。
ラスト、もう姿が見えなくなってしまったかみさまに語りかける
アンちゃんの言葉が胸に響きました。
アンちゃんが、これからみんなに優しくしようって思ったのは
かみさまのお腹がいつもいっぱいになるように・・・だからなんですよね。
自分のためではなくて。
話の最初と最後で、アンちゃんの印象が凄く変わりました。
息子はのぶみさん恒例のクイズや絵探しを楽しそうにしていましたが
ラストに近づいてくると集中して聞いて、
最後は悲しくなったのか毛布をかぶってしまいました。
あたまのうえのかみさま。一人一人にちゃんといる、その人だけのかみさま。
お母さんのお腹にいる時から、ずっとずっと、一緒のかみさま。
そんなかみさまがほんとにいたら、ちょっと素敵だなあ・・・。