手に取って、実感。
大きさと良い、紙の質感と良い。
これは、小さい読者さんを膝にのせ読んでも、集団に向けてのお話会にもうってつけの作品だと思いました。
さて、表紙絵の四人組。何かをやってくれそうです。
特に右端のちいちゃい子。左三人へ視線が向いています。
しらじらと夜が明けて来る時間なのでしょうか、森へ入っていく四人組。
鳥を見つけて、ちいちゃい子の「ハロー! とりさん げんきー?」に三人と一緒に私もビックリ、そして爆笑です。
さて秘密の大作戦開始です。
ゆーっくり そーっと いくぞ いち にの さん いまだ!
でも鳥は木へと飛び移り、秘密の作戦は続行されます。
三人にとっては妨げとなる、ちいちゃい子の友好的な鳥さんへのあいさつが、繰り返されていくとお話は思わぬ方向へ、・・・・・・。
平和は力ずくでは保てない。理解しあうことでのみ得られる。″(byアルバート・アインシュタイン)を妹さんへの献辞として贈っている奥付を再度読み直し、ホートンさんの生き方の一端を知りえたような気がしました。
これを読む幼い読者層への深〜いメッセージのこもった作品なのだと改めて認識しました。