「そよかぜさん」 大人が読んだ みんなの声

こぶたちゃんが、おかあさんのお手伝いで洗濯物を干していると、

そよそよ　さわさわ・・・

と、そよかぜが吹いて、こぶたちゃんのブラウスが飛んでいってしまいました。
あわてて追いかけるこぶたちゃん。
そよかぜは、きつねちゃんの帽子、うさぎちゃんの手紙と、
次々と飛ばしていきます。
あっ！ねずみくんが！？

たちもとみちこさんの描く絵は、カラフルでとっても可愛くて、
大好きな作家さんのひとりです。

お話も、ちょっとおっかない場面もありましたが、
しかけ絵本になっていて、
いたずらなそよかぜさんが、見えないけど、そこにいるような感じがして、
とても楽しめました。

そよかぜさんも、一緒に遊びたかったのでしょうね。

私は風も好きなので、この絵本はとっても気に入っています。

爽やかな春を感じる素敵な絵本です。

読み聞かせには、３歳のお子さんからおすすめです。

ストーリーも春の風を感じることが出来てとっても素敵だけれどやはり、このたちもとみちこさんが描かれる動物の可愛さと、癒しのイラストが絵本の良さをさらに引き立てています。

あどけない動物の表情も、森に咲く花も・・
全てが春の柔らかさを感じさせてくれます。

風がそよそよと爽やかな感じが、絵本を読んでいるだけでも伝わってくるような・・そんな感じです。

最後のページは、みんなでお花畑で楽しそうで、このページのイラストが一番大好きです。

タイトルにもあるように「そよかぜさん」とまるで風が生きているかのような、かぜも友達と感じさせてくれるような、春にぴったりな絵本です。

今日はとても良い天気です。
こぶたちゃんが、お母さんを手伝って洗濯物を干していると、そよそよざわざわ…。

ひゅるるる　るる〜ん

こぶたちゃんのブラウスが、風にさらわれて飛んで行ってしまいました。

こぶたちゃんが追いかけていると、きつねちゃんに会いました。
するとまた、そよそよざわざわ…。

ひゅるるる　るる〜ん

きつねちゃんの帽子が、風にさらわれて飛んで行ってしまいました。



こぶたちゃんとお友だちの、風との追いかけっこ。
豊かな色彩とテンポのいい文章で、お話が進んでいきます。
ハラハラする場面もあって、読んでいて飽きません。

何回も読めそうな、楽しい絵本です。

表紙の　うさぎさん、こぶたさん、くまさんが
とってもかわいらしく思いました。

そよそよ　さわさわ　これはいたずら　風さんの
こえかなと　感じました。

きっとうさぎさんたちには　そよかぜさんのこえが
聞こえたのでしょうね。
それは　どんな声だったのか　
いっしょにあそぼうかな　それとも　
よ−く　みててねかな？

そよかぜに、いろんなものがとばされていく、春らしいお話。あたたかくなってきた今の時期に読むのにぴったりです。きれいな色で描かれた背景に、かわいい動物たちの絵も見ていて楽しいです。外へでて、春を楽しみたくなる絵本でした。

春らしい、軽快な、お話です。
色つかいも、パステルトーンで優しく、春のイメージがします。
そよかぜに、みんなの大切なものが、そよそよとさらわれて、追いかけていきます。いかにも大人の女の人が、好きそうな絵本だなと感じました。

たちもとみちこさんのイラストは、お洒落で夢があってキュート！
このお話も、そのイラストとぴったりマッチしている可愛らしいお話です。
ねずみくんが飛んでいってしまったのは予想外！
でも、そんな場面すらもなんだかほほえましく、かわいいと思ってしまいます。

目には見えないけれど、そよかぜが、あちこちでいたづらしてしているようです。
こぶたにきつね、うさぎにくま、おなじみのかわいいかおのどうぶつたちの表情がかわいいです。
ぱっと開けると次の動作がリズミカルにわかる仕掛けで
続いてゆきます。
そよかぜが、たんぽぽの綿毛もふわふわと運んでゆくのが、楽しいです。

たちもとみちこさんが描く絵の色彩が素敵です。ほのぼのとして、私の気持ちが明るくなるので絵が大好きです。何気ない日常が、周りにお友達と一緒に過ごすのが一番の幸せなんだとこの絵本を読んで実感しました。平凡な暮らしの中で幸せさがしを見つけたいと思いました。