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せんそうしない」 大人が読んだ みんなの声

せんそうしない 文:谷川 俊太郎
絵:江頭 路子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2015年07月
ISBN:9784062195492
評価スコア 4.75
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みんなの声 総数 19
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  • 谷川俊太郎さんの「せんそうしない」という詩に江頭路子さんの絵のえほんです
    こどもたちが 楽しそうに笑顔で 遊んでいます
    ちょちょも きんぎょも くじらも すずめもかもめも 戦争しない

    こどもとこどもは せんそうしない けんかはするけれど せんそうしない

    せんそうするのは おとなとおとな  
    じぶんの くにを まもる     じぶんの こどもを まもる

    どきっとします 

    今 ニュースで 戦争のことを目にします
    中国の 抗日70年軍事パレードと称して 戦争で使用する 軍事力をパレードで見せつけるのに ぞっとしました(皆さんはどう感じられましたか?)

    この絵本を読んで  
    大人と大人は戦争する  そして 戦争で多くの人が死んでいくのです
    ひとが人に殺される

    今、日本でも 安保法案を国会でみとめようとしている事にたいして 反対の声が大きくなっていますが・・・・・

    大人の人に この絵本読んであげたいくらいです

    私は この絵本を こどもたちに心を込めて届けていきたいと考えています 

    投稿日:2015/09/05

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    3
  •  ひらがなで「○と○はせんそうしない」と繰り返されます。読み終わり、「せんそうしない」ことは、当たり前のことだと、ごく自然に思われました。そして、「せんそうしない」ことは「共存」するということだとも。

     ですが、人間は大昔から 敵と味方に分かれて戦ってきました。そして、今も世界のどこかで・・・。

     小さな子どもは、おもちゃの取り合いの時、相手をたたいたり、時には噛みついたりします。もう少し大きくなると「ボクのだよ」「かして」「じゅんばんね」「ごめんね」と言えるようになります。私たちは、幼い頃に砂場で、教室で、親や先生に教えられて、みんなで育ってきたのです。

     言葉が豊かになり、相手の立場も思いやれるように成長すると、力づくで思いを遂げようとすることは少なくなります。

     「せんそうするのは おとなとおとな」

     砂場での教えを、大人みんなで 再確認したいです。

    投稿日:2016/05/04

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    2
  • 平和を考える絵本&詩

    と〜っても気になっていた絵本です

    県図書館の新刊コーナーで見っけ!!
    夏休み中、子ども達に読んでほしいけど
    おばちゃんにも見せてね

    淡い水彩画で
    プールバッグを持った女の子と
    男の子がキャベツ畑の所から
    出かけるようです

    「〜と 〜は せんそうしない」

    という短い谷川さんの 「詩」

    こんなにシンプルなのに
    こんなに心にズン!とひびくのは
    何なんでしょう

    海辺へ来て

    「こどもと こどもは せんそうしない
    けんかは するけど せんそうしない」

    このページから
    本筋です

    なるほど・・・
    そうなんだよね・・・
    日常からかけ離れた絵になります

    「ひとが ひとに ころされる
    しぬより さきに ころされる」

    のページから
    いっきに、今度は日常にー

    この展開にも驚きと
    安心感と
    さすが!と、リスペクト

    これは、ただページをめくるだけではないなぁ
    じっくり、ゆっくり
    味わって、読み聞かせにいいかもしれません

    お盆とともに
    15日は、終戦記念日
    素敵な絵本&詩に巡りあいました

    お薦めです

    投稿日:2015/08/13

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    2
  •  戦後70年を迎えた今年、高齢化によって戦時中のことを知る人が減少していることが問題化している。どのように子どもたちに戦争の悲惨さを伝承していくか。
     それは戦後生まれの私たち全員が考えなければならない問題だろう。
    爆弾が落とされ、街が燃え上がったことを知らない私たち。食べ物がなく、飢えてなくなった人がいることを知らない私たち。銃剣で子どもを殺したことも、殺されたこともない私たち。愛する人を戦地に送りだしたことのない私たち。その人が帰ってこなかったことさえ知らない私たち。
     そんな私たちが、どのように戦争はよくないんだよと伝えていけばいいのだろう。

     安保法案を推し進めようとする政治家たちの多くも戦後生まれだ。それでも、戦争までの距離を何歩も縮めようとするのはどうしてだろう。
     知らないからできるのだろうか。
     そうではないような気がする。
     知らなくても、私たちは想像できる。戦争のことを想像できる。燃える街のことも殺したり殺されたりすることも想像できる。
     ちいさなきっかけで。ちいさな言葉で。
     それがこの絵本なのかもしれない。

     詩人のたにがわしゅんたろう(谷川俊太郎)さんがやさしい日本語で、戦争反対をうたった絵本。
     ひらがなだけで書かれてはいるけれど、最初は大人が読んであげるのがいいかもしれない。
     言葉のリズムが子どもたちに想像の翼を広げさせるはず。
     次は子どもたちが自分で読んでみると、いい。声を出して読んでみると、いい。
     想像の翼は、きっと強く大きくはばたくだろう。
     「せんそう しない」。
     書かれていることは、少しも難しくはない。何故、「せんそう しない」かが明確にわかる。
     誰も殺したり殺されくないからだ。
     そんな簡単なことが、国を守るとか子どもを守るみたいな、あるいは法案説明の難解な答弁で歪められていくのは、おかしい。
     子どもたちに国会での大人の声が理解できるだろうか。

     えがしらみちこ(江頭路子)さんの描く、男の子と女の子。
     この子たちの未来を。私たちは守れるだろうか。

    投稿日:2015/09/13

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  • 子どもにも大人にも。

    この本を読むと今現在いろいろな国で戦争が起こっているのをテレビで見ている、そんな時代になっていることにもゾッとしました。多くの人々が戦争のせいで亡くなり、子供たちも多く犠牲になっています。戦争を始めるのも大人。人を殺しているのも大人。戦争さえなければ人が死ぬこともないのに。本当にこの絵本に登場する輝いている子供たち、何気ない景色。これがすべて失われてしまうんですよね。大人はもちろん、今テレビで戦争の話をよく耳にしたり、目にしたりすることの多い時代、この本は子供たちに読んであげたいと思います。

    投稿日:2024/11/04

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  • せんそうするのはにんげんだけ

    せんそうをするのはにんげんだけ。
    それも、にんげんのおとなだけ。
    当たり前のことだけど、なんて悲しいことなのでしょう。
    こどもとこどもはけんかはしても
    せんそうしない。
    こどもの見本になるはずの大人が、
    こどももしないせんそうをする。
    せんそうすればころされる。
    ひとがひとにころされる。
    当たり前のことだけど、改めて文章にしたらなんて馬鹿馬鹿しいのでしょう。
    世界中でせんそうがなくなる日がやってきますように。

    投稿日:2021/03/08

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  • せんそうするのは…の言葉がぐさりと刺さります

    子供が図書館で借りてきました。せんそう、ということばが、私たちや子供たちが生きる世界からどんどん遠いものになり、中々実感しづらいのですが、それでいい気もします。私自身も戦争を経験していないし、私の親も経験していない。戦争を忘れてはいけない!とも思いますが、もう二度と経験しなくていい出来事だとも思います。忘れないよう、繰り返さないように、私たち、子供、そのまた子供たちが、おとなとおとなもせんそうしない、と言う世の中にしていきたいと思いました。

    投稿日:2020/08/14

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  • 考え方を見直そうかな。

    人間の虚しく貧しい心を痛感させられました。
    なぜ戦うのか、認め合おうとしないのか、私たち人間は情けない生き物ですね。
    大きな戦争だけでなく、日々の諍い、そういうことから、他者を認め価値観や性格の違いをスルーできる、そんな力をつけていくことから始めてみようとも思いました。

    投稿日:2020/08/09

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  • おとなとおとな

    タイトルと、絵の雰囲気がなんだかミスマッチのような気がして、とても気になって、手に取りました。
    ページを開くと、谷川俊太郎さんのシンプルで、心に刺さる言葉と、穏やかな美しい挿絵が、うまく調和されていて、とても気持ちが良かったです。
    「ちょうちょとちょうちょはせんそうしない」
    「こどもとこどもはせんそうしない」
    「せんそうするのはおとなとおとな」というセリフにドキッ。
    大人こそ読んだほうが良い絵本かもしれません。

    投稿日:2020/06/02

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  • 死ぬより先に殺される

    谷川俊太郎さんが詩で語る、戦争考でしょうか。
    戦争しない組み合わせが、次々と提示されます。
    そう、戦争するって、マイナーなことだと気づけますね。
    そして、戦争が抱える矛盾も。
    江頭さんの絵は、子どもたちの姿をひたすら描きます。
    この子どもたちの姿に、何を感じますか?というメッセージを受け取りました。
    この違和感、大切に育みたいものです。
    小学生くらいから、感じてほしいです。

    投稿日:2019/03/24

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