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登場人物を一人でこなす落語家の技を、 ページごと、絵と文字の構成で表現するなんて、驚きです。 まめであわてんぼうの長屋の八つぁん、浅草観音様の前、 人だかり中の行倒れを、同じ長屋の仲良しのクマだと気づき、 長屋にとって帰ってそいつを連れてくるから 本人に確かめさせると言う、なんとも間の抜けたお話。 上から下から斜めから、正面に後ろに、 まるで寄席客席から噺を聞いているかのように楽しみました。 読む人も聞く人、見る人も、みんなが楽しめるでしょう。 野村画伯に、感謝。
投稿日:2019/05/14
全ページ、お試し読みで読みました。 柳家小三治師匠の監修の絵本がまた一つ増えて嬉しいです。 落語と言うのは、ええっ!と驚く不思議なお話が多いですね。 貧しくても、一生懸命に生きていた人たちの明るさが感じられる 江戸の長屋のお話は、楽しいです。 子供たちに親しめる、古典落語絵本がもっと増えてゆくと良いと思います。
投稿日:2019/05/06
最近ちょっと気になってきている落語絵本です。落語というとあまり興味がなかったのですが、何冊か落語絵本を読んでみると面白くてはまってしまいました。こちらの本はそそっかしさから始まるお話。昔話っぽい絵がまたいい感じを出しています。
投稿日:2024/10/10
耳から聴いて思い描いていた落語の「粗忽長屋」のイメージと、この野村たかあきさんの絵が一緒でした。 べらんめえというか江戸弁の口調で演じられる噺ですが、絵本では面白さが伝わる分かりやすい作品だと思います。 現代で「粗忽」という言葉を聞く機会は、落語以外ではめったにありません。 笑い話を楽しみながら希少な日本語に慣れ親しむことが出来る、素晴らしい文化だとあらためて感じました。
投稿日:2023/01/19
落語に詳しくないので、このお話、今回はじめて知りました。おもしろい! 落語を絵本にしたら、どうなんだろう、と思いましたが、ひきこまれました。落語もきいてみたくなりますね。絵も独特の雰囲気で、お話にぴったりでした。
投稿日:2020/04/11
全ページ試し読みで読みました。 あわてんぼうの八五郎が、同じ長屋に住む熊五郎を行き倒れの 本人だと思い込んで、死体を本人である熊五郎に引き取りに来さ せると長屋に向かいます。八五郎の説明で、熊五郎も死体が自 分であるかと疑問ながらもそう思ってしまうのが、面白いと思いま した。そこつ者二人のお話でしたが、落語も聞いてみたくなりまし た。
投稿日:2019/08/30
柳家小三治さんの落語絵本です。 “そこつもの”そそっかしい二人の男の愉快なお話しです。 野村たかあきさんの絵は、はっきりしていて遠目がきいていますし、テキストも簡潔でたいへん読みやすいのです。 ただ、この“そこつ”の面白さが理解できるのは、かなり高学年になってからだと思います。 おススメは小学校高学年以上、中学生とか、高校生に読み聞かせ出来る機会があったら是非やってみたいです。 実際、朝から行き倒れて死んでいた人は本当は誰だったんでしょうね〜。これを落語で聞いたら、絵本で見るのとはまた違った面白さが味わえるんじゃないでしょうか。 絵本を読んでいたら、落語を聞きに行きたくなりました。
投稿日:2019/07/17
想像する世界から見る世界へ。 テレビで映像化された落語がありましたが、絵本にしても味わいがたっぷりです。 浅草界隈の風景、長屋の赴きの中で、八さん熊さんの訳の解らないとぼけ具合が絶妙に描かれています。 でも、内容がブラックなだけに、大人向けのような気もします。
投稿日:2019/05/24
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