「こくはくします」 大人が読んだ みんなの声

　新刊で出た時に、書店でタイトルにドキリ！としたのを覚えています。
　図書館で再会し、バレンタインデイも近いことだしと借りてきました。
　やっぱりウフフと笑ってしまいました。
　幼稚園児が「告白」っていう言葉を使うところが可愛らしい。
　
　告白前のドキドキ感、しようかな〜、よそうかな〜っていう揺れる想い、み〜んな大人とおんなじ。
　女の子は、おませさんですからねぇ〜。

　あ〜、でもこのストレートな告白ぶりは大人の男女に見習わせたい。
　
　傷つく事を恐れるあまり（ようは相手より自分のガラスのハートをまだまだ守りたいのかな？）腰砕けなプロポーズが多い昨今。
　“草食系”とか、ていの良い男性への賛辞にも「こんなやからを甘やかすな！」と言いたくなります。
　女子は女子で、チョコを持って行っても、タイミングを逃し、“友チョコ”なんて、情けない逃げ道まで作っちゃって。

　世の大人たちよ、玉砕覚悟で突っ込みなさい！（笑）

　さて、はるなちゃんの告白へのゆうくんの返答が愉快！愉快！
　男の子って、この頃はこんな感じですよねぇ〜。　

何と可愛い絵本だろうか！女の子の考える好きと、男の子の考える好きは違うんだね！しかし勇気を振り絞ったはるなちゃんは素晴らしい。彼女のドキドキがこちらまで伝わってくるようでした。絵も可愛い。特に大粒の涙。

何ともインパクトのある題名です。
しかも、主人公の女の子は幼稚園児。
はるなちゃんは、明日、ゆうくんに「好き！」と告白する模様です。
はるなちゃんの心の動きが丁寧に描かれます。
女の子のナイーブな心情に共感してしまいますね。

色鉛筆？やクレヨン？で描かれた絵が、何とも子どもの世界にぴったりで、
読者も一緒に幼稚園児の気持ちになってしまいそうです。
絵のあちこちに描かれた情景ももちろん、楽しんでほしいです。

そして、気になる結果は・・・！？
なるほど、ゆうくん、幼稚園児の男の子らしくって、あっぱれです。
おませな女の子のストーリーと思う無かれ。
好きなことを好き、と言えること、これはとても大事なことです。
告白でなくても、自分の気持ちにちゃんと向き合うことの大切さが伝わってきます。
大人もホロリ、と感動してしまいますよ。

なんともまぁ可愛らしい絵本です。
よく意味が分からず「こくはく」って言葉を使っているはるなちゃんもとっても可愛い。
そして応援しているお友達も可愛い〜。

そして注目のゆうくんの返事は・・・！？
ウケました！そうそう。男の子はこんなんですよ。うちの坊主たちもね（笑）
周りの女の子たちはもう「好きな子」なんてハナシが出ているようですが、息子たちはさっぱり。

女の子ならではの、おませな一面、初恋の甘酸っぱさが伝わってくる絵本です。

女の子向きかなって思います。


そしてこれを読んだ女の子たちよ・・・
男の返事には決して期待しないでね（笑）