今、畑では夏野菜の収穫が始まりました。
夏野菜といえば、キュウリ、ナス、ピーマンがなんといっても代表格。
いえいえ、もっと人気のあるのが、この絵本の主人公にもなっているトマトかもしれません。
トマトといっても大玉トマド、中玉トマト、それにミニトマトと品種は豊富で、栽培としては大きくなるほど難しいといわれています。
その点、ミニトマトは栽培もそれほど難しくありませんし、たくさん採れることから、家庭菜園でも喜ばれる夏野菜です。
この絵本の主人公の「トマトひめ」ですが、他の仲間たちの実の生り方からみると、大玉トマトのように思えます。
それに「おおきなトマトのかぶ」とありますから、大玉トマト説がさらに濃厚になります。
子ども向けの絵本といっても、そういう表現はおろそかにできません。
それがよく出ているのが、キュウリの描き方。
この絵本ではちょっと恐い顔で描かれているキュウリは、形状もしょくれた感じで「ひねくれたキュウリ」と書かれています。
子どもたちが日ごろスーパーや八百屋さんで見かけるキュウリはまっすぐな、とってもいい子のようなものだと思いますが、家庭菜園などできるキュウリはひねくれることといったら。
恐い顔をしているかどうかはわかりませんが、「とげとげだらけ」というのもその通り。
なので、この絵本は正しい。
ただひとつ、かんむりを残して落ちてしまったトマトは枝には戻りません。
では、どうするか。
やっぱり、いただきます。