一度でいいから鳥になって大空を翔回りたい。
そう思うことがよくあるのですが、こんな風にしゃぼん玉の中に入ってユラユラ飛ぶのも気持ちよさそう。
そんなことを思いました。
しゃぼんだまの中に入ってしまったぼうやを、みんなが慌てて追いかけます。
その慌てぶりに対して、しゃぼんだまとの旅をのんびり楽しんでいるように見えるぼうや。
それが対象的で面白いです。
言葉もまたリズミカルで、ところどころに言葉遊びが。
原書も同様なのでしょうか。日本語にこのように楽しく訳されたもとしたさん、きっと大変だったのではないかと思いました。
作者のマーガレット・マーヒーさん。
お名前をどこかで見たことが・・・と思ったら、以前読んだホラーの長編「足音がやってくる」を書かれた方でした。
これまた対照的な作品で出会えて、ビックリしました。