「ふうちゃんのおたんじょうび」 大人が読んだ みんなの声

松谷みよこさんとにしまきかやこさんの絵本はたのしい！

こいぶたのぶうちゃんは　　ふうちゃんから　お手紙もらって　大喜び！
どろんこで　ぐうぐうねてばかりの　こぶたが・・・・
ぴかぴかのこぶたに変身　　　お風呂も入ってね

こんなにも目的があると変われるんだといいことですね　ニンマリ
お花をプレゼントしようと　原っぱに出かけましたが・・・・
転んでどろんこに　しかも　キャベツ畑にいって　プレゼントに持って行こうと考えて　ますますどろんこになって　　どろんこぬまに　ばしゃーん

ふうちゃんは　こぶｔらがおそいので　誘いに行くのです　　
いろんなお友達に　こぶたのことを聞くのも楽しいし　　なにより　こぶたが　どろんこ沼で作ったのは　何でしょうか？

ふうちゃんのママは　こぶたとふうちゃんをみて　びっくりします
こどもって　どろんこ大好き　こんな楽しい体験をたっぷり楽しんで下さいね！

私はそれが不思議でしょうがないです。松谷先生の温かいお話もいいし、西巻先生の温かい絵もいい。そうだよね〜、子供ってそうなんだよ〜、と共感しながら読める本です。我が子のお誕生日にこの本読んであげたかったな〜…。

松谷みよ子さん（作）×にしまきかやこさん（絵）の可愛らしいお誕生日のお話でした。
ぶうちゃんは「こぶたの子」なので、そこかしこにブタらしさがでていいます。
そのぶうちゃんのやることなすことが物語を面白おかしく膨らませてくれている気がしました。

行水が好きなぶうちゃん、キャベツが好きなぶうちゃん、そしてどろんこが大好きなぶうちゃん。
泥だらけのケーキ（「ふうちゃん」への気持ちはしっかりこもっています）をふうちゃんが見たとき、これは泣いちゃうのかな？と心配しましたが、ふうちゃんはとっても喜んでいたので、ちょっと面喰いました。
うちの子なら、大事なお誕生日に約束の時間にも来てくれないで、泥だらけの格好で、どろんこのケーキなんか出されたら、間違いなく泣いてましたね。
でも、ふうちゃんは「こぶたのぶうちゃん」のだけあって、動じないどころか、自分も一ちょらの服を着ていたのに、一緒にどろんこになっちゃうところがすごいなと、思いました。

泥んこ遊びが好きな幼稚園くらいのお年頃の子どもたちなら、共感できるところはたくさんあると思います。
にしまきさんの優しいタッチの世界が、ホンワカふんわり優しい気持ちにさせてくれる絵本でした。