ロビン・ウィリアムズが出演した映画「ジュマンジ」の原作。
映画『ジュマンジ』は、特殊撮影と役者さんたちの名演技で、手に汗握る傑作でした。
そして、原作のこの本。
白と黒だけで描かれているのに、読み始めるとすぐに、鮮やかな世界が立ちあがり、その場面の音が聞こえてくるような気がします。描かれているその向こう、壁の奥とか、枠の外も見える感じというか。
ストーリーも、映画で結末を知っていても、なお、ドキドキ、心が踊ります。
読み終えて、改めて絵を眺めると、まるでモノクロの写真のようなのに、写真よりも奥深いというか・・・洋服の模様や、髪の艶、ドアの影・・・何とも不思議な印象です。
おもしろいけれど、本の世界に吸い込まれるようで、ちょっと怖い、一冊です。