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ブラジルのある町に住むアントニオじいさんから、子どもたちが集まって昔話を聞く習慣は、いいなあと思いました。アマゾンのジャングルの中で、村長の息子の家に生まれた真っ白な肌をしたマニという女の子が、作物を作ってパンの作り方を伝承するために生まれてきたのだとおもいました。マニオカという芋に名づけた由来がわかる絵本だとおもいました。
投稿日:2018/09/20
なぜ「しろいむすめ」が生まれてきたのか、なぜ、「しろいむすめ」が神聖なもののように扱われる民話が生まれたのか、物語の内容うんぬんよりも、そこのところが気になってしまいました。 だって、南アメリカの色々な民族や部族を壊滅的に追い込んだのは、北からやってきた西洋(白い肌)の人たちじゃないですか。 なのに、「しろいむすめ」が特別なものであったということが、あえて残っていることが謎です。 『マニオカ』という食べ物は知っていたけど、こういう伝説があったなんて、知りませんでした。 なかなかアマゾンという地域性が出ていて、面白かったです。 ただ、この絵本の中に、日本ではありえない服装<男の人たちの裸>のシーンがあり、儀式をしているシーンなので、こういう恰好をするのが、向こうでは当たり前なのかもしれませんが、学校のお話会などで、そういうのを意識する年齢の子ども達にう飼うのは、難しいかな?と、思いました。
投稿日:2010/05/01
ブラジルの古老がアマゾンのジャングルの昔話を語る、という再話です。 昔褐色の肌の村長の家に、白い肌の娘が生まれ、マニと名付けられます。 マニは成長も早かったのですが、1年で亡くなり、その後不思議な出来事が起こり、 人々は農耕をすることを知り、定住できるようになったというのです。 このいもがマニオカ。 キャッサバとも呼ばれるそうで、それなら、聞いたことがありました。 独特の重厚な絵が伝承の雰囲気を伝えています。 とても不思議な出来事の連続ですが、狩猟・採集だけの生活から農耕という 知恵への飛躍の場面への人々の想いに触れた読後感でした。
投稿日:2009/07/05
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