「おんぶおんぶねえおんぶ」 大人が読んだ みんなの声

恐竜とか、魚とか、カメレオンなどの恩ぶはまぁ普通かなと思うのですが、やっぱり長さんのセンスは一筋縄ではいきませんね。
傘とか、ブランコの「おんぶ」を、同列で考える作家さんはなかなかいないかな（？）と、思います。
表紙絵では女の子がお母さんにおんぶされていますが、作品の最期のページでは女の子と赤ちゃんがお父さんにおんぶされています。
だからこの絵本はお父さんが読んであげても、お母さんが読んであげてもも読みやすいかなって、思いました。
最後に登場するこの赤ちゃん、向こう側を向いていて顔が見えないって、思ったら最後の最後のページで、お姉ちゃんにおんぶされてこっちを向いていました。
可愛いなぁ。弟君かな？（いがぐり頭っぽいし）
家族で幸せな気分になれそうです。

ゆっくりゆっくり　ねえおんぶ
恐竜の親子です。
プクプクプクプク　ねえおんぶ
さかなもおんぶです。

長さんの手にかかれば、おんぶは、動物だけではないようです。
あらためて、みんなみんなおんぶが好きなんだということに気づかされました。
大好きな長さんの色、どの場面からも愛が溢れています。
おんぶの大好きな子どもさんと一緒に、何度も何度も読んでみて、おんぶをいっぱいいっぱいしたらどうでしょう？

私自身が長新太さんのさくひんに興味を持っているのでこの絵本を選びました。おんぶの優しさとぬくもり、楽しさを感じられる絵本でした。おんぶをするのは人間だけではないという事もこの絵本の御蔭で気づく事が出来ました。そしておんぶは１対１ではない事も新発見でした！動物同士で実のお母さんじゃなくても協力し合って子供の面倒を見ている所が素敵だなと思いました。私も娘をおんぶしたくなりました。