どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)
日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥
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ホリーの誕生日プレゼントは、てっきり”馬”とばかりと思っていた 私なので、「まだプレゼントがあるのよ、ホリー。さあ、納屋へ行 く?」 ”わかってた!わかってたわ!わかってるのよ! 行く! 行く! 今すぐ!”わたしは駆け出した。 大きなこのプレゼントが目に入った途端のわたしの気持ち、 わたしは隠しきれなかったと思う。 やっとのことでわたしは口ぶえをふいた。 「・・・・・すごい」 「のってみないのか、ホリー?」父が言った。 ページを捲ると、赤い自転車だったので、 え、ええっ・・・・・・・・・でした?? ホリーは、赤い自転車に「ビューティー」と名づけて喜んで ました。あまりにも馬のことばかり描かれていたので、びっくり した私でした。でも、ホリーが喜んでいたから、よかったんだと 思いました。とても水彩画が綺麗です。
投稿日:2019/04/18
何て言うか、期待を裏切られた感は満載ですが、それでも嫌な感じは全くありません。むしろ、えーっと言いながらゲラゲラ笑ってしまいました。小屋に糞だけ置いて「飼っている気になる」のは何とも可愛いらしい行動ですね!
投稿日:2014/12/01
出版社からの文を見ると、これは作者の少女時代の思い出を基に作られているようです。一つ一つの画面に細かい動きや風景の表情が描きこまれていて、じっくり眺めているととても楽しいです。 開いて最初のページの日だし隅にいるおじさん二人は、棒を持って何してるのかな? もしかしてゲートボールの作戦の相談? なんて思ってしまって面白かったし、 次のページのオンドリが怒っている姿なんて、笑いたくなるほど「そうそう!」って恰好をしてるし……。 この作者は周囲を観察して、描くのがとてもうまいなと、思いました。 話自体は「馬がほしかったけど、プレゼントされたの自転車だった」というオチでしたが、1ページ1ページの絵が丁寧に描きこんであるので、この時代のアメリカの家族の在り方や町の風景などがよく伝わってきました。 動物がたくさん登場するので、動物が好きな人にはお薦めです。
投稿日:2011/12/19
『EVERYTHING BUT THE HORSE』が原題。 作者の少女時代の自伝的作品。 ホリーの家族は、ある日突然、田舎の農場に引っ越したのです。 戸惑うホリーでしたが、やがて、動物たちに囲まれてクラス生活にすっかり慣れてきます。 そんな中、ホリーが出会ったのが、馬。 すっかり見せられますが、馬を買うことに家族は反対します。 それでもあきらめきれないホリーでしたが、 ハロウィンの日でもある誕生日に思わぬプレゼントをもらうのです。 それは馬ではなかったのですが、 ホリーに疾走する楽しさを体感させてくれる相棒となったのですね。 ホリーの一途な思い、両親がそれに精一杯受け止めている様子がほほえましかったです。 絵本作家でもある作者が、どうして絵を描くようになったか、のエピソードでもあります。 実際、この作品の馬の絵は素敵です。 女の子の想いがギュッと詰まった作品だと思います。
投稿日:2011/10/20
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