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ひまわりの おか」 大人が読んだ みんなの声

ひまわりの おか 文:ひまわりをうえた八人のお母さん 葉方 丹
絵:松成 真理子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2012年08月31日
ISBN:9784265006328
評価スコア 4.75
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  • せつないです。

    ふと立ち寄った図書館で見つけ読みました。
    本当にせつないせつない絵本です。
    実話なだけに,涙なしでは読めませんでした。
    悲しみの中,こんな絵本を残そうとしたお母さん方,きっと天国のお子さん達も微笑みながら見ていることでしょう。
    東日本大震災を風化させないためにも,そこから得られる教訓を生かすためにも,たくさんの人に読んでもらえたらいいなと思いました。

    投稿日:2017/11/17

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  • いつまでも咲き続けて

     宮城県・石巻市立大川小学校。東日本大震災で数多くの悲惨な悲しみの中でも、もっとも大きな悲しみが起こった場所として記憶されています。
     全校児童108人のこの学校で実に74人の子どもたちが津波の犠牲になりました。10名の先生も命を亡くされています。
     どうしてこの小学校でこれほどのたくさんの犠牲者が出たのか。遺族が一番知りたいことです。
     津波は天災だから恨んでも恨んでも答えは出ません。でも、子どもたちは何故逃げ遅れて津波の犠牲になったのか。
     本当のことがわかったとしても子どもたちの命は戻ってきませんが、そのことがいつか来るかもしれない災害の防止になるかもしれない。
     そのことは大事なことです。

     この絵本は犠牲となった子どもたちのうちの8人のお母さんの取り組みを紹介したものです。
     あの日に何があったのかを求めるものではありません。
     命を亡くした子どもたちの笑顔をひまわりの花になぞられた取り組みです。
     それは一人のお母さんの「おかの上の花だんに、ひまわりをうえようよ!」という一言がきっかけでした。そして、次々とお母さんが集まって、夏にはたくさんの花が咲きます。
     その取り組みが新聞に紹介されました。葉方丹さんがそれを読んで、石巻まで出かけます。
     そこで出会ったお母さんたち。
     お母さんの話から浮かんでくる子どもたちの笑顔。
     初め、葉方さんは「絵本になればいいな」は、いつしか、ひまわりの花のように、一冊の絵本として出版されたのです。

     葉方さんを動かしたものはお母さんたちの子どもたちについての手紙だったといいます。あるいは、その手紙を書かせたものは、亡くなった子どもたちの思いだったのかもしれません。
     ぼくたちを、わたしたちを、忘れないで。
     亡くなった子どもたちのそんな思いが、ひまわりの花になり、一冊の絵本になったような気がします。
     大川小学校は東日本大震災のつらい傷跡の代名詞のようになりました。
     しかし、忘れないことが犠牲となった子どもたちには一番大切なことではないでしょうか。
     いつまでも、咲きつづけてほしいものです。

    投稿日:2015/10/11

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  • 涙がとまりません

    この絵本の存在は、ずっと前から知っていました。
    でも、読めませんでした。
    読んだら、きっと辛くなるだろうな・・・そんな気持ちから、なかぬか手が出せずにいました。
    ふと思って読んでみて、やっぱり悲しいこともありました。
    でも、楽しい思い出のおすそわけもしてもらったような気もしました。

    投稿日:2014/06/22

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  • 震災後のご遺族の心が届いてきます。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子13歳

    この話は、実際にあの大震災で起きた津波に巻き込まれ、亡くなった大川小学校の児童のお母さんたちの言葉や想いを集めた作品でした。

    起こったこと、なくされた命の大きさ悲しさは十分伝わりますが、この作品は、あえて読者に辛さや悲しさを伝えるような描き方をしておらず、
    辛い大きな事件の後で、ひたむきに一生懸命前を向いて進んでいこうとするご遺族の力強さをとても感じました。

    松成さんの明るい暖かさが伝わってくる絵で描かれていたのも、こういう気持ちで読めた大きな影響だと思います。

    絵文字も大きく読みやすく、読み聞かせ等に使うには素晴しくお勧めできる作りをしている作品ですが、
    この作品を子どもたちに読み聞かせたりブックトークするときは、くれぐれも読み手が感極まらないよう十分練習をして、
    聞き手に絵本の内容のありのままが伝わるようにしなければならないと思うので、
    これはかなり難しいかもしれません。

    でも、とてもいい絵本なので、まだ読んでいない方、機会があったらぜひ、手に取ってみてください。

    投稿日:2013/09/30

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  • 大川小学校の108人の可愛い顔を見ていたら 「わ〜!」子どもって 笑顔がいっぱい、輝いていて 本当にひまわりの花のようだな〜と思えました
    2011年3月11日 午後2時46ぷん
    津波により 74人の子どもたちと10人の先生の命が奪われました
    お母さんたちの悲しみを考えると 涙が出てきます
    そして、「ひまわりをうえようよ」お母さんたちは悲しみの中にも子どもたちのことを思い出し
    このような 絵本にされました

    ひまわりみたいに ニコニコ笑顔だったよ   愛ちゃんは 6年生
    昌明君のことばは 「ママ、うちゅういち すき!」
    こんなステキな言葉をかけてくれた子どもたちの死  なんだか 悲しいです
    松成さんの絵は、こどもたちの優しさがにじみ出ていて・・・
    よけいに涙を誘います

    台風の強い風にもまけることなく おかの上のひまわりはたくましくそだってきました。(とてもすてきな ひまわりです)

    そしてお母さんたちは 
    ひまわりとの約束 「もうなかないからね」
    やくそくできない やくそくだけど

    お母さんたちの本当の心の中を思うと 子どもを亡くしたかなしみが伝わります

    みんなで支え合って生きているのですね

    お母さんからの手紙も涙が出てきます・・

    この絵本はたくさんの人に読んでほしいですね!

    投稿日:2013/03/24

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  • 二度は読めない

    読み聞かせで読みたいと思っていたのに諦めました。

    読んでみたら、涙が溢れて読めません。
    声に出しても読めず、私には読めないと諦めました。

    2度目は、子どもに「お母さんに読んで聞かせて」とお願いしました。
    子どもは声を出して、私に聞かせてくれていましたが
    そのうち、うつむきかげんになってしまいました。
    途中から声を出さず、ひとりで最後まで読んでいました。
    「どうした?」と聞くと、「このおはなしが、とっても悲しくて」と言って
    涙をぬぐっていました。

    8人のお母さんたちの、子どもたちにむけたメッセージ、前向きに子どもたちを想い
    どんなに子どもが愛おしい存在か教えてくれています。

    投稿日:2013/01/11

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  • お母さんたちの心の中で

    2011年3月11日、津波により宮城県石巻市立大川小学校は、74人の子どもたちと10人の先生の命を奪うという悲劇がおこりました。
    ドキュメンタリーを撮るために現地へ行っていた作者は、ひまわりを育てている児童のお母さんたちに出会い、この絵本が誕生しました。
    作者に託されたお母さんたちの手紙は、子どもたちへ果てしない愛情が込められたメッセージでした。絵者の松成真理子さんも現地へ赴いたとのことです。
    どのページにもまぶしいほどの笑顔の子どもたちが描かれていて、生前の子どもたちの様子や言葉が紹介されていています
    そのすべてが前向きで希望に満ち溢れていて、熱い思いがこみ上げてくることを押さえることができません・・・
    お母さんたちの心の中で、子どもたちがみんな生きているんだと感じます
    尊い多くの命が失われた大震災を私たちは決して忘れてはいけないのです
    日々その方々の分も一生懸命「生きる」ことをやめてはいけないのです
    人生の応援歌のようにも聞こえてくる「ひまわりのような子どもの笑顔」が全国のお母さんたちに声援を贈っているようです
    がんばれ!がんばれって・・・・

    投稿日:2012/11/18

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  • 涙なしでは、よめません

    本屋で何気にとった本。

    読みだしたら涙が止まらず、本屋で号泣。このレビューを書きながらも泣いてます。

    いつの間にか月日が過ぎていき、忘れてしまいそうになるあの震災。

    たくさんの尊い命が失われたこと、絶対に忘れてはいけないと再確認させられました。

    お母さんたちの後書きもとても心にしみました。

    投稿日:2012/11/15

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