ロシアに伝えられている昔話
魔女のバーバ・ヤガーがイワーーシェチカを騙して捕まえるところは
グリムのオオカミと七匹のこやぎのくだりに似ています
かじやが声を綺麗にできるというのはちょっと不思議な気がしましたが・・・
お話の筋は怖さもありバーバ・ヤガーに捕まるところはお話しに吸い込まれます
かまどに入れられて食べられまいとがんばるイワーシェチカはなかなか逞しい男の子です
このような たくましさはお話しの世界といえども魅力があります
それに引き替え魔女のむすめは あきらめが早くすぐに腹を立てて人のせいにするという 対照的な存在に描かれていて昔話ならではだと思います
一番盛り上がるところは しろいとりに助けられるのですが
すぐには助けてもらえません
羽をむしられて白い鳥は 優しい鳥なのですね
どうして羽をむしられたのかしら?
でも 人のいたみが分かる白い鳥は優しいですね
おかげで お父さんお母さんの所にもでれてめでたしめでたし
白い鳥もね
このお話は 語りで聞き手もいいはなしだな〜
絵もなかなか おはなしにピッタリの絵で好感がもてました
子どもの一人読みもいいですね