とてもシンプルな表紙絵に惹かれました。
内容も、おかあさんグマとコグマのやり取りがとてもシンプルで、とても読みやすかったです。
絵もはっきりしていて遠目が利きそうです。
また、作品に使われている文字が通常の物より大きめで活字の書体がはっきりしているので、とても読み手に優しいと思いました。
これなら文字を覚えたての小さなお子さんでも読みやすいと思います。
ちょっと残念だったのが、とってもいい絵本なのに、雪が降っているので(クマの冬眠のお話)、暑い季節にはなかなか使えない。ということです。
季節さえ合えば、低年齢のお子さんから楽しめる作品だと思います。
作者はコロンビアの方だそうですが、コロンビアって、雪の降る地域があるんですかね〜?
「ふゆは ながくて きびしいの」というシーンで、アライグマ(もしクワたぬき)と、はりねずみもさり気なく冬籠りの支度をしていて、可愛かったです。
ぜひ、この作者さんにこの2匹が登場する別バージョンも描いてほしいなぁと、思いました。