おふろ嫌いのハリーが逃げ出して、どろんこになってかえってくる道中でも、子どもが大好きな工事現場や、機関車が出てきて、飽きずにページを1枚1枚じっくりと観察しながら聞いています。なかなか飼い主にハリーとわかってもらえないどろんこのハリーがブラシを加えて、二階へ上がっていくときも、口のきけないハリーの気持ちになって「おふろで洗って、洗ってって言ってるんと違う?」と言いながら見ています。この本を読みながら、息子が成長していることにも気づかされ、なんだか嬉しくなりました。
文章の量と絵の割合がちょうどよかったと思います。