父親とハチベエの占いの話からだんだんと話が膨らんでいき、クラス内の盗難トラブルや、不登校の女の子の話、塾の苛烈な戦いの話・・・ と当時話題になっていただろう社会問題が盛り沢山で出てきます(今でもあまり変わらない問題ですが・・・)
これが「占い」を題材にしつつも、最後には綺麗にまとまっており、さすが!の読み応え。
でも・・・
最後は何事もなかったかのようにしたいというクラスの女子達の思惑が、女子らしい・・・と思うけれど、モヤモヤしてしまうし、反面空恐ろしい感じもします。
いろいろ闇の深い感じがするお話でした。