言わずと知れた、「どんぐりころころ」の歌から広がっていくどんぐりの冒険物語絵本です。
童謡の「泣いてはドジョウを困らせた」で終わるのはなんだか悲しいな、と思ったことはありましたが、こんなにも壮大なストーリーが用意されるなんて!
お池のみんなにささえられ、かえるにおぶわれ、りすに抱っこされ、ドングリはどこへ行くのやら。
リスに埋められ、狸に食べられ、カラスに落とされ、男の子に拾われ、根と芽を出して大きな木に成長します。
しっかり考えられているなぁ、と感心しました。
最後までリズムを崩さないところもさすがです。