あかずきんは、数多くの本が出ていますね。
いろいろ悩みましたが、全くの私の趣味を優先させて、ツヴェルガーのものを選びました。
絵は美しいです。説明されすぎず、柔らかく淡い色合いが素晴らしいです。
多くのあかずきん絵本で、被っているのが防空頭巾のようなものであるのに対し、この絵本では、帽子なんです。でも、グリムのドイツ語の原題からすると、この絵本の帽子が忠実なのかな、と感じています。
絵も、面白いですね。
先に他の方がレビューで書かれていますが、おばあさんがひっぱり出されている所の絵なんです。
また、おばあさんの家であかずきんがおおかみと対面している所も、おおかみの後ろから描かれているので、こんな構図も珍しいのかな? 昔、私が読んだものは、あかずきんの後ろから描かれていておおかみの顔が見えるものだったので。
ただ、最初にページを開いたとき、「字が多い」と思いました。
最初のページが特に多く、次のページはそこそこに多く、後は程よいです。
出版社さんのサイトを見ると、小学校低学年が対象年齢なので、うちは早過ぎたんですね。3歳なので、今までそういう絵本を読んで来たので、仕方ないかなと思います。
対象年齢が高い本を読み慣れている方には、普通かもしれません。
でも、娘は気に入っているようで、何度も読んでと持っては来ます。
大人が、画集のような形で所有できるような美しい絵の絵本でもあります。