ホフマンのこの絵本に関しては賛否両論があると聞いていたので興味を持ちました。
内容は先にツヴェルガーの作品を読んでいたので知っていましたので、内容的な驚きはなかったです。
父の声によってカラスに変わってしまうことや、妹が鍵の代わりに指を切り落とすとなどの箇所についての驚きのことです。
が、絵を見て一番驚いたのは、妹の服装です。ベレー帽にミニスカート、ハイソックスはグリムの時代の服装ではないですよね。
そこが一番の驚きでした。絵を描くに当たっては当然、時代考証は考えることなので。
福音館だし訳は瀬田さんだし絵はホフマンだしと、すべて好きなんですよ。でも、衝撃度があまりにも大きかったので、今回の評価は少し辛めとなりました。