エリック=カールのあとがきが秀逸です。
「あたらしい世界に勇気を持って!
子供たちは、自然に恵まれた中ですくすく育って欲しい。
そして、大きくなるにつれてさまざまな困難に出会っても、この絵本のやどかりのように、勇気と知恵で乗り越えて欲しい。
身の回りに起こる変化は、困ったことではなく、貴方の力が引き出される素晴らしいチャンスなのですから。」
こんな気持ちを、やどかりの1年の成長の姿に託しているのですから、感銘出来ないはずがありません。
入学とか、転校で学校がかわる時に、読むには最適の絵本だと思います。
友達を得ることの素晴らしさも十二分に伝わってきますし、大人が読んでも、子供の成長を暖かく見守ることを再認識させられるので、幅広い年齢層にオススメできる一冊です。
エリック=カールには、脱帽です。