16pの小さな絵本です。都々逸(どどいつ)というのは、江戸時代後期から江戸を中心に広まった俗言葉の一つ。七・七・七・五の定型で、当意即妙の替え歌が、庶民の間で愛好された。―――――と、この絵本の終わりに解説として載っていました。長新太さんの絵に引きつけられて手に取りましたが、小さな絵本の中に大きな世界が広がっていますよ。
あいうえお順に、どうぶつどどいつが書かれています。織田道代さんが作られたどうぶつどどいつ。よく、こんなにうまく言葉がつながるものだと感心しました。子供たちに読んであげたら、きっと、子供たちも自分だけのどどいつを作るかもしれませんね。言葉の世界がこうして広がっていくのだと思います。読書が苦手な子供にもこの絵本なら読めますよ。
お薦めします。