大胆な色彩の長新太さんが亡くなったあと、
原画を生かした形で再編集された作品。
ぞうの赤ちゃんが生まれて、としよりぞうたちは「バオバブ」と名づけます。
え?バオバブ?
『星の王子さま』の話をご存知の方は察していただけるでしょうか?
予感どおり赤ちゃんぞうはバオバブの木のごとくずんずん大きくなって・・・。
風にふかれて・・・、そう、その悠然とした雰囲気は見事です。
ダイナミックなお話の展開とも絶妙なハーモニーです。
ぞうの墓場、象牙の話など、ちょっとリアリティも。
関心を持ってくれれば、世界が広がりますね。