「おおきな木になるためには、しっかりねっこをはらなければならない。ねっこさえしっかりしていれば、枝を広げて花も実もたくさんつけることができる。ねっこはだれにも見えないけどね。」
あせる若者に「おおきな木」がかけた言葉です。
いもとさんの絵でとてもかわいい雰囲気ですが、こめられたメッセージは、子どもだけでなく、大人が読んでもはっとさせられる思いです。
絵本には珍しく哲学的な内容の絵本ですが、くどくなく、そしてやんわりと教えてくれます。
いもとようこさんの絵に惹かれ、娘のために図書館で借りてみましたが、親の私のほうが魅せられ、購入したくなりました。