すっかり気に入って読んでいる、ルーチカのシリーズ、第三弾
です。夜、トラムがやってくる美しさと、ぼろぼろになってし
まっても「誰かに」「遊んでもらいたい」おもちゃ達の愛らしさ
に、読んでいてちょっぴり切なくなってしまいました。
子どもが成長していくことは喜ばしいことなのに、赤ちゃんの
時代が遠くに行ってしまうことは、寂しいことだから。
娘の赤ちゃん時代は遠くに行ってしまいましたが、こうやって
本を読むことによって、ふわっと思い出したりもするわけで・・
ああ、そうか、本の中に思い出は閉じ込められていて、なくなって
しまうわけではないのだなとも思うのです(たとえ、「初めて」
読む本だったとしても)。