ページを開いた途端に目に飛び込んでくる、
大きな数字と鮮やかな色、かたち。
いちご、ふうせん、プレゼント、キャンディ・・・。
子どもたちの大好きなものがページに散りばめられていて、
まるで1ページ毎に、お話が始まりそうな雰囲気です。
けれども ページに書かれているのは、数字のみ。
言葉は何も添えられていないのです。
最初は少し驚いたけれど、
「ああ、これだけで十分だな」と。
自分がどのようにして 数字を理解したのかは覚えていませんが、
きっと父親か母親が、
身近なものを指しながら「1」「2」「3」・・・と教えてくれたのでしょう。
この絵本を指さしながら、お母さんと小さな子が数を数えている姿を想像したら
ふっと 優しい気持ちになりました。
数は「勉強する」ものと思いがちですが、
その概念を取り払ってくれる、素敵な絵本です。