三部作の最後の作品ですが、ペニーさんの顔が若々しいです。
他の挿絵は版画ですが、この作品だけが手書きだからでしょうか。
ペニーさんのやわらかな表情が、版画より好きです。
絵本にしては長いおはなしですし、表紙が地味なので、子どもが手に取りにくいですが、本当に素敵なおはなしなので、ぜひ親子で読んでもらいたいです。
読み終わると長さを感じられないほど、おはなしに引っ張られて読むことができます。
ハッピーエンドを信じて読み進められるので、子どもたちも飽きずに読めると思います。
松岡享子さんの訳が分かりやすくて、きれいでやわらかい口調で読んでいてほっこりします。