図書館で見つけた児童書なのですが、息子が気に入って一気に読みました。
絵本や児童書の大ドロボウというと、ちょっと間が抜けていておもしろいのですが、このどろぼうさんたちもそうなんです。
どろぼうだけど、きれい好きで、泥棒先でお掃除をしてしまい何もとらない泥棒さん、わが家にも来てくれないかしらと思いました。
おもしろ系のお話は、登場人物の性格設定で決まると思うのですが、登場する面々がとても個性的でした。
特に息子にうけていたのは、肉鱈シイ子のざあます調、五十七えもんの「でするぅー」という口調にクスクスと笑っていました。
変な発明品が出てくるのもおもしろくて、ゾロリに通じるものを感じました。
仕事と子育てに疲れた奥さんにエステをほどこした五十五えもんのエピソードには、作者の吉田さんに子育ての経験があるのかななんて感じました。
私自身がそうだからなのかもしれませんが、とても共感できるエピソードでした。
オチにも笑ってしまいました。
続編があるならぜひ読んでみたいです。
細川さんの絵もとてもおもしろかったです。