言葉のない絵本。
ストーリー性を感じながら、ヒーリング感たっぷりの癒し系です。
流れ星に誘われて、家族から離れて小鹿が川のほとりを歩き始めます。
星空と、それを映す川面の調和が、とてもシンフォニックで、幻想的です。
川辺を歩いて行って、迷い込んだ町の風景とその中に立つ鹿が違和感と緊張感を与えつつ、不思議な空間を演出しています。
どんなところを歩いて行ったのか図式つきであることも、イメージを掻き立てる素材のようです。
星空に誘われて、歩いているうちに東の空が明るくなってきました。
気づけばぼんやりと鹿の親が見えています。
ちょっとした冒険旅行の終着駅です。
後扉に描かれている星座が意味ありげなのですが、いかがでしょうか。